2018/02/12 21:44

大林宣彦監督「ガンごときで誰が死ぬか」現役続行宣言

キネマ旬報ベスト・テン表彰式で現役続行を宣言した大林宣彦監督。右は「キネマ旬報読者賞」を受賞した立川志らく
キネマ旬報ベスト・テン表彰式で現役続行を宣言した大林宣彦監督。右は「キネマ旬報読者賞」を受賞した立川志らく

 肺ガンにより、一時は余命宣告を受けたことを明かしていた大林宣彦監督が12日、都内で行われた「2017年第91回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」に出席。『花筐/HANAGATAMI』で日本映画監督賞を受賞した大林監督は杖をついて壇上に立ったが、病を感じさせない力強いスピーチを披露した。

 大林監督は壇上に上がると「映画を愛する皆さん、本当にありがとうございます」と優しい表情で挨拶。反戦3部作の一作となった本作について、「わたしは制度というものが大嫌い。制度が戦争を生むんです。映画は自由に作りたい。だから今回は制度から外れた映画を作りました。制度から外れて作ったのでこんなものは映画じゃないと言われるものの代表的な作品になりました」と紹介。「でも、それがどうやら映画の仲間入りをさせてもらったようです。わたしが映画監督賞というのはなかなか面白い」と受賞を喜んだ。

 司会者から「お体大丈夫ですか?」と体調を気づかわれる一幕もあったが、「ガンごときで誰が死ぬかと思ってます」と笑顔で一蹴。「先輩の新藤兼人監督は90歳を超えても映画を作った。わたしもあと30年は映画を作りたい」と力強く述べた。

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