2018/03/10 21:04

国との戦い、最もつらい姿をさらけ出した勇気…原一男新作ドキュメンタリー公開!

23年ぶり新作ドキュメンタリーの公開を迎えた原一男監督と、原告団の赤松タエさん、佐藤美代子さん、柚岡一禎さん
23年ぶり新作ドキュメンタリーの公開を迎えた原一男監督と、原告団の赤松タエさん、佐藤美代子さん、柚岡一禎さん

 ドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』の原一男監督最新作『ニッポン国VS泉南石綿村』の初日舞台あいさつが10日、渋谷のユーロスペースで行われ、本作に出演する「大阪泉南アスベスト訴訟」の原告団たちと原監督が1時間以上にわたる突っ込んだやりとりを繰り広げ、会場を大いに沸かせた。

 石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が、国を相手に損害賠償を求めた「大阪泉南アスベスト訴訟」に、8年もの年月をかけて密着した本作。原監督のドキュメンタリー作品としては、およそ23年ぶりの新作ドキュメンタリー映画となり、完成するや世界各国の映画祭からオファーが相次いだ。一足先に釜山国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭、東京フィルメックスなどで上映され、高い評価を受けている。

 この日は本作に出演する「泉南アスベストの会」代表の柚岡一禎さん、原告団の赤松タエさん、佐藤美代子さんも出席。「原告の皆さんは偉いなと思いますよ。誰もが本名で、仮名いっさいなしで映画にも素顔をさらし続けた。最後までAさん、Bさんとはせずにね」と切り出した柚岡さんは、「ただ原さんの過去の作品を観ていると、8年も裁判に密着するような人じゃないと思っていた。面白くもなんともない裁判だし。この8年間はトラブルばかりだったし……。でも原さんだから起伏を追ったドラマチックな話になっていて。原さんはよくこの映画を作りましたよ」と自虐ネタを交えて称賛すると、赤松さんも「ようやってくれた」としみじみ。これにはさすがの原監督も「そんなことは……」と苦笑いするばかりで、その様子に会場は笑いに包まれる。

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