2018/04/01 08:15

人が本当に死ぬのは忘れ去られた時…『リメンバー・ミー』の死生観

“死者の国”のコンセプトアートとリー・アンクリッチ監督 (C)2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
“死者の国”のコンセプトアートとリー・アンクリッチ監督 (C)2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 第90回アカデミー賞で2冠に輝いたディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』のリー・アンクリッチ監督が取材に応じ、メキシコの祝祭「死者の日」をテーマにした本作を貫く死生観について語った。

 「死者の日」は1年に1度死者たちが家族のもとへ帰ってくる日で、日本のお盆とよく似ている。本作では死者たちはきらびやかな“死者の国”で楽しく暮らしているが、生きている世界の誰からも忘れ去られたとき、彼らは“死者の国”からも消えてしまう……。これはメキシコへのリサーチ旅行で実際に現地の人々から聞いた話に忠実だといい、日本にも似た習慣があることもあり、身近に感じられる考え方といえるのではないだろうか。

 「人間には“三つの死”がある、という考えを聞いた。一度目は心臓が止まった時、二度目は埋葬や火葬をされた時、三度目は人々がその人のことを忘れてしまった時だ。僕の心が最も痛んだのは、三度目の“最終的な死”だった。生きている人たちの中に、自分のことを覚えている人がもう誰も残っていない時、人は永遠に死ぬんだ。それは本当だ。僕たちには皆、もう知らない遠い昔にさかのぼる親戚たちがいる。彼らはある意味、失われ、忘れ去られている」。

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