2018/05/11 21:39

ブラックパンサー監督、黒人映画の少なさが不思議「スポーツと比べて…」【第71回カンヌ国際映画祭】

画像は映画『ブラックパンサー』より Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ
画像は映画『ブラックパンサー』より Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 現地時間10日、映画『ブラックパンサー』を記録的大ヒットに導いたライアン・クーグラー監督(31)が第71回カンヌ国際映画祭のトークイベントに出席し、黒人映画に対する思いや、同作における女性キャラクターの存在感の大きさなどについて語った。

 カンヌ映画祭ある視点部門に出品された長編デビュー作『フルートベール駅で』(2013)で初監督賞に輝くなど、カンヌには思い入れがあるというクーグラー監督。監督第3作となる『ブラックパンサー』はヒーロー・ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)をはじめ、メインを黒人キャストでそろえた画期的なマーベル大作で、全米では歴代3位の興行収入を上げるなど社会現象化したことが記憶に新しい。

 アメリカで黒人映画をこれほどまでにヒットさせるという快挙を成し遂げたことについて聞かれたクーグラー監督は、少し考えてから「結局はビジネスだと思うんだ。僕は昔スポーツをやっていたから、ずっと考え続けてきたことがある」と切り出す。「そう遠くない昔、野球チームのオーナーたちは、白人の客が見に来なくなるから、黒人やヒスパニックの選手はフィールドに入れたくないと言っていた。バスケットボールでも黒人の選手はいなかったと父に聞いた。でも、僕が育った1990年代は、NBA(北米プロバスケットボールリーグ)の選手は全員黒人だった。……だから、どうして映画界ではもっと黒人映画を作ることができないのか、ということなんだ」とそもそも黒人映画が成功する下地はあったはずと不思議に思っていたと明かした。

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