2018/05/29 21:30

女性が主人公『勝手にふるえてろ』と『名前』のヒロイン選びのこだわり

ウディネ・ファーイースト映画祭でトークイベントに登壇した『勝手にふるえてろ』の大九明子監督(左)と『名前』の戸田彬弘監督。
ウディネ・ファーイースト映画祭でトークイベントに登壇した『勝手にふるえてろ』の大九明子監督(左)と『名前』の戸田彬弘監督。

 北イタリアで開催された第20回ウディネ・ファーイースト映画祭で、『勝手にふるえてろ』(2017)の大九明子監督と、『名前』(6月30日公開)の戸田彬弘監督がトークイベントを開催した。昨年末公開の『勝手にふるえてろ』はロングラン上映となっており、大九監督は「こんなにワガママに作った作品がきちんとお客さんにかわいがって頂けるのなら、もっと早くからめちゃくちゃやれば良かった」と監督デビュー10年目の快進撃に本音を明かした。

 同映画祭のトークイベントは、日本では滅多にない組み合わせの監督たちが同席することで、日本映画界の現状が見えてくることで好評を得ている。今回の2作も共通点があり、同映画祭で上映される他のアジア各国の作品はオリジナルが多い中、『勝手にふるえてろ』は綿矢りさの同名小説が原作で、『名前』は直木賞作家の道尾秀介原案。また若い女性が主人公と、まさに“今”を象徴している。

 ただし『勝手にふるえてろ』の松岡茉優と大九監督は、オムニバス映画『放課後ロスト』(2014)の一作『倍音』などこれまでに3作で仕事をしており、『名前』の駒井蓮はオーディションで選ばれ、戸田監督とのリハーサルを経て撮影を行っている。監督とヒロインが時間をかけて育んだ関係性が彼女たちの魅力を引き出し、作品に生かされている。

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