2018/06/16 07:07

是枝監督、カンヌは「全てが真剣勝負」一歩間違えば立ち上がれないくらいに叩かれる

是枝裕和監督
是枝裕和監督

 最新作『万引き家族』で、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の最高賞となるパルムドールを受賞した是枝裕和監督。連日、取材攻勢が続く中でインタビューに応じ、本作の誕生秘話、さらにはカンヌ映画祭の裏に潜むシビアな現実についても赤裸々に語った。

 本作は、万引きを重ねる一家の姿を通して、人と人との“真”のつながりとは何かを問いかける人間ドラマ。高層ビルの谷間に取り残された一軒家を舞台に、息子・翔太(城桧吏)と共謀して万引きを重ねる父・治(リリー・フランキー)、その妻・信代(安藤サクラ)、信代の妹・亜紀(松岡茉優)、祖母・初枝(樹木希林)、そして、ひょんなことから一家と一緒にくらすことになった幼い少女・ゆり(佐々木みゆ)らの人間模様を描く。

 是枝監督の発想の源は“違和感”だという。そもそも「血縁関係でなく“犯罪”でつながっている家族を描いてみたい」とプロットを書き始めたとき、偶然、年金詐欺のニュースが流れてきた。「死亡届を出さずに、親の年金をもらい続けていたことが僕の心に残り、ある『違和感』を覚えたんですね。世の中から叩かれているけれど、今、見えているものの向こうに、何か別のものがあるんじゃないかと」。その思いをプロットに託し、本作の脚本が完成した。

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