2018/06/24 20:18

『ワンダー 君は太陽』観客の心をつかむには?監督が明かす哲学

 その感覚を忘れられず、映画でも視点が変わるときに同じようなスリルを感じてほしいと思い、あえてタイトルカードをわかりやすく入れたそうだ。「この映画で特に心掛けていたのは、8歳にも80歳にもわかりやすく物語を伝えるということだった。子どもたちが理解しやすいようにシンプルにしながらも、彼らの母親や父親が興味を失わないように複雑さも保たなくてはいけなかった。その点に関して、原作はとてもよくできていた。僕なりのルールでは、原作のテクニックを使おうかどうか迷ったときには、使うことにしているんだ。映画的な方法で改良できる場合は、もちろん改良を加える。でもそうでない場合は、原作のやり方が常に勝るね」。

 泣ける映画でありながらも、ユーモアにもあふれている本作。そのあたりのバランスのとり方も、監督なりの哲学を反映したものであるという。「僕なりに、映画づくりにおける哲学があって、観客に対する敬意というか、礼儀のようなものとして僕は捉えているんだけど。観客を泣かせる演出をするときには、その分、思いっきり笑ってもらえるシーンを入れることにしているんだ。キャラクターたちに共感してほしいと思うからには、エンターテインメントでもあるべきだと思っているから。そうじゃなければ、ただの自己満足的な作品になってしまうと思って。それが僕なりのやり方だね。方程式ではないんだ。3回笑いが起きて、1回泣かせれば、カタルシスが得られるというような、そういうことではない。僕自身がいろんなトーンで遊ぶのが好きというのもあるけど」。

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