2018/07/19 22:00

『孤狼の血』白石和彌監督、日本映画の暴力描写は生ぬるい プチョン映画祭に初参加

プチョン国際ファンタスティック映画祭に初参加した白石和彌監督
プチョン国際ファンタスティック映画祭に初参加した白石和彌監督

 柚月裕子の小説に基づき、昭和に生きる暴力団同士の抗争や、それを追う刑事たちを描いた映画『孤狼の血』が、第22回プチョン国際ファンタスティック映画祭で19日に上映され、白石和彌監督がティーチインに登壇した。

 同映画祭のワールド・ファンタスティック・レッドレッド部門に正式出品された本作。昨日まで別の映画を撮影しており、イベント当日のプチョン入りとなった白石。「(韓国の映画祭では)釜山には何度か行きましたが、プチョンは初めて。知り合いの多くの監督から『プチョンに行くよ』と聞いていたから楽しみにしていたのに、ほとんど帰国してしまっていて、次回はオープニングから来たい」とやや寂しそうな様子。それでも、客席からの積極的な質問が飛び出すと、真摯に答えていた。

 劇中、暴力描写がかなりあることに関して、女性観客から質問が。これに対して白石監督は「日本映画の暴力描写は生ぬるいと思う。プロデューサーからは振り切ってもいいと言われましたが、興行にかけられる範囲内に留め、単に残忍なのではなく、物語や登場人物に絡んでいくよう説得力のある描写を心掛けました」と説明。イ・ジョンジェ、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンらが共演した韓国映画『新しき世界』(2013)を参考にしたことも明かした。

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