2018/08/23 22:22

イザベル・コイシェ監督を直撃!注目の新作を語る

新作が話題となる女性監督の一人、イザベル・コイシェ監督 Carlos Alvarez / Getty Images
新作が話題となる女性監督の一人、イザベル・コイシェ監督 Carlos Alvarez / Getty Images

 映画『エレジー』『しあわせへのまわり道』のイザベル・コイシェ監督が、新作『ザ・ブックショップ(原題)/ The Bookshop』について、8月21日(現地時間)、電話インタビューに応じた。

 本作の舞台は、1959年のイギリス。夫を亡くした中年女性フローレンス・グリーン(エミリー・モーティマー)は、海岸沿いの小さな町で古びた家を改装して、念願の本屋を開く決意をするが、よそ者のフローレンスは周囲から反対を受ける。なんとか開店にこぎつけ、経営もうまくいき始めるが、アートセンターの建設を企てる町の指導者ガマート夫人(パトリシア・クラークソン)が、フローレンスを追い出すために、あれこれ画策する。作家ペネロピ・フィッツジェラルドの同名小説をコイシェ監督が映画化した。

 主人公の頑固な部分が自身にとても似ていたのが原作に惹かれた理由と語るコイシェ監督。「彼女は自分の行いが人々の手助けをしているという、多少ナイーブな価値観を持っているの。ただ、そんな彼女の価値観は、憎しみや拒絶の波に押しつぶされてしまう。原作ではそれを感傷的に描いていなかったことが、わたしが原作を気に入った理由だったわ」と話す。映像化する上で、脚本も担当したが、内容に一貫性を持たせるために、原作に含まれている超自然的な存在を省くことを決めたそうだ。「原作は結構暗めのエンディングになっているの。映画では新鮮な空気を取り入れ、希望が持てそうな終わり方にしたわ」。

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