2018/10/26 23:12

『フェア・ゲーム』ディレクターズ・カット版、監督とモデルとなった元CIA諜報員が語る

左から、ダグ・リーマン監督とモデルとなった元CIA諜報員ヴァレリー・プレイムさん
左から、ダグ・リーマン監督とモデルとなった元CIA諜報員ヴァレリー・プレイムさん

 映画『ボーン・アイデンティティー』などのダグ・リーマン監督が、2010年に手掛けた映画『フェア・ゲーム』のディレクターズ・カットについて、同作のモデルとなった元CIA諜報員ヴァレリー・プレイムさんと共に、10月24日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

 本作は、9.11の同時多発テロ以降、アメリカ最大のスキャンダルといわれたイラクの大量破壊兵器にまつわる衝撃の真実を映像化したクライム・サスペンス。CIA諜報員ヴァレリー(ナオミ・ワッツ)と元ニジェール大使で夫のジョー(ショーン・ペン)は、イラクに核開発計画がないことを政府に報告するが、2003年、ブッシュ政権はイラクに宣戦布告。これに対しジョーは、新聞に調査報告を寄稿するが、その報復としてヴァレリーが諜報員であることが公表されてしまう。

 ジョージ・W・ブッシュ政権から現在のドナルド・トランプ政権に至るまで、真実が曲解されてメデイアで伝えられる状況下にあるアメリカで、再び今作のディレクターズ・カットをNetflixで配信するのは、実に適したタイミングと思えるが、リーマン監督は今作に回帰した理由を芸術的な観点からだと語る。「今作がカンヌ国際映画祭で初上映されたとき、スタンディング・オベーションを受けたが、僕にとってはベストバージョンじゃなかったんだ。だから、芸術的な観点から再び戻ってみたかったんだよ。再編集したのは高尚な政治的理由からだと言いたいところだけどね」。最終的には、夫妻が世界で最も権力を持った男(米大統領)に対抗する決意をした映画を描きたかったのだそうだ。

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