2018/10/30 22:59

吉田羊&太賀、戦い抜いて作った映画への思い語る

映画で親子役を務めた吉田羊と太賀
映画で親子役を務めた吉田羊と太賀

 女優の吉田羊と俳優の太賀が30日、都内で行われた映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』の完成披露試写会に、御法川修監督と共に出席。吉田は「映画で、ネグレクト(育児放棄)の当事者を救うことはできないとずっと思っていましたが、予告編を見た当事者の方のツイートを読んで、誰かの背中を押す力が、この映画にはあるかもしれないと思い直しました」と真摯に語りかけた。

 本作は、漫画家・歌川たいじが自身の壮絶な母子関係をつづったコミックエッセイを映画化した作品。幼少期から虐待を受け、親からも友達からも愛されたことがない青年タイジ(太賀)が、大人になって心を許せる友人たちと出会ったのをきっかけに、何年ものあいだ関係を断っていた母・光子(吉田)の愛をつかみ取ろうとするさまを描く。

 太賀が「壮絶な人生を経験された(原作者の)歌川さんを演じるのは、簡単なことではありませんが、この物語の本質は、悲しみを乗り越える力強さだったり、人と人が寄り添う喜びだと思います。歌川さんが感じてこられた喜びも悲しみも、1つとしてこぼさずに演じたいと思いました」と役への思いを語ると、御法川監督が「歌川さんは、この映画の母のような存在。今日は心配で仕方なく、会場にいらっしゃってます」と客席の歌川を紹介し、会場から大きな拍手が起こった。

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