2018/11/01 21:32

村上虹郎、映画『銃』主演は宿命だった【第31回東京国際映画祭】

狂気にかられる主人公を演じた村上虹郎
狂気にかられる主人公を演じた村上虹郎

 現在開催中の第31回東京国際映画祭で日本映画スプラッシュ部門に出品されている映画『銃』(11月17日公開)の上映Q&Aが1日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演の村上虹郎、共演の広瀬アリス、武正晴監督、奥山和由プロデューサーが登壇した。

 芥川賞作家・中村文則のデビュー作を映画化した同作は、大学生・トオルが、偶然手に入れた実銃の魅力に支配されていくさまを描いた衝撃作。トオル役の村上は初舞台「書を捨てよ町へ出よう」(2015)に主演した際、共演者から「虹郎に合う本がある」と勧められて原作を購入したものの、“積ん読”のまま手元に置いていたという。

 その後、プロデューサーの奥山から連絡を受けたといい、「宿命だな、と思いました」としみじみ。とはいえ、狂気的な役ゆえに「この役がピッタリと言われたら複雑だなぁ」と苦笑いも見せていた。

 奥山にとっては、3年前の同映画祭で村上と初めて会ったことが、キャスティングのきっかけだったといい、「横柄なため口で『奥山さん』と声をかけられたときに、『銃』の主人公がここにいると思った」と回顧。また、武監督が同作に携わることになった経緯も運命的だったことを告白。当初は武監督に「2年先まで(スケジュールが)埋まっている」と言われたものの、「原作(の版権)を取りに行った時も、他で決まっていたけど(自分のもとに)来たから、武さんも、必ず何か飛ぶよと言ったら翌日(撮影予定だった作品が)飛んだ」とぶっちゃけ。その後もう1本、作品が飛んだといい、「ゆっくり仕上げができるようになった」と笑顔で語った。

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