2018/11/22 23:02

S・マックィーン監督、新作『妻たちの落とし前』への思いを出演女優らと語る

左から、エリザベス・デビッキ、ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、スティーヴ・マックィーン監督
左から、エリザベス・デビッキ、ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、スティーヴ・マックィーン監督

 アカデミー賞作品賞を受賞した映画『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックィーン監督が、新作『妻たちの落とし前』(2019年4月 日本公開)について、女優のヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキらとともに、11月12日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

 本作は、イギリスの小説家リンダ・ラ・プラントが手掛けた1980年代のテレビミニシリーズを、マックィーン監督が『ゴーン・ガール』の原作者にして脚本家でもあるギリアン・フリンと共に脚色したクライムサスペンス映画。舞台はシカゴ、ハリー(リーアム・ニーソン)率いる4人の強盗犯が、警察と銃撃戦になり、車が大破し死亡してしまう。ところがその強盗犯たちの妻ヴェロニカ、リンダ、アリス(ヴィオラ、ミシェル、エリザベス)たちが、金の行方を調査する過程で、思いがけない真実を発見し、真の黒幕に立ち向かっていく。

 1980年代のBBCミニシリーズ「ウィドウズ(原題)/ Widows」を、なぜ今、映画化したのかとの質問にマックィーン監督は、「まず、アーティストとして真実を追求したかったからだね。1983年のテレビミニシリーズが、現代のアメリカを反映しているように思えるのは、あの番組が真実を追求していたからだ。リンダ・ラ・プラントによって書かれたあのドラマは、いかに人々が(色眼鏡なしで)お互いを考察しているかを描いていて、当時13歳だった僕に真実を語りかけてくれた。そのときから、僕はあの番組を映画化したかったんだ。それは、女性を描いたパワフルなドラマに思えたからで、それまで女性は姿や様相で判断されたり、あくまで男の対として描かれたりしていたから、1980年代に(白人の多かった)イギリスで黒人の子供として育った僕には、(姿や様相だけで判断されてしまう部分に)共感が持てたんだ」と長年の思いを語った。

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