マイケル・ジャクソンの性的虐待扱った映画が波紋
[ロサンゼルス 10日 ロイター] - 2009年に薬物の過剰投与のため50歳で死去した米ポップ歌手、マイケル・ジャクソンさんの遺産管理団体が10日、今月公開されるジャクソンさんのドキュメンタリー映画の主題となっている複数の子どもへの性的虐待について、ジャクソンさんの知名度で利益を得ようとする新たな「無礼かつ哀れな試み」と非難した。
映画は「Leaving Neverland(原題)」と題され、今月行われるサンダンス映画祭で上映されるとともに、今春にケーブルテレビHBOと英テレビ「チャンネル4」で放映される予定という。
映画は、少年時代にジャクソンさんと友人関係にあり、当時ジャクソンさんから性的虐待を受けたと主張する30代男性2人の経験に焦点を合わせたもので、2人のインタビューが含まれている。2人はジャクソンさんの死後に遺産管理団体を相手取って提訴したが、ともに棄却されている。
ジャクソンさんは自宅のネバーランド敷地内で13歳の少年に性的虐待を働いたとして裁判にかけられたが、2005年に無罪を言い渡されている。