2019/01/25 06:30

DV加害者に親の資格ない 映画『ジュリアン』監督が語るメッセージと天才子役の才能

 そんな常に暴力の匂いを漂わせる父親に、一人で向き合うジュリアン少年を演じたのが、本作で長編映画デビューを果たしたトマだ。父親の追及に必死で耐える苦悶の表情や、子供らしい無邪気な笑顔の演じ分けは実に見事だが、監督は「指導という意味では、特別なことはしてないんです」と告白する。「周囲の状況を良く見て、自分の気持ちを大事にするように伝えました。撮影中に自分が感じた感情を隠さず、そのままの気持ちを出したら演技になると伝えただけなのです」

 トマ本人は、漫画「デスノート」が大好きだという少し大人びた少年。落ち着いた物腰で「(撮影では)その時の自分の感情を大事にしました。演技というより、共演者の皆さんに助けてもらいながら、少しづつジュリアンという人物を作っていった感じです」と静かに語る。

 ジュリアンと父親の掛け合いのなかでも、狭い車の中で母の連絡先を聞き出そうと父親に迫られるシーンは、息が詰まりそうな緊張感にあふれている。撮影におけるプレッシャーも相当な物だったと想像できるが、トマは「確かにすごいストレスはありました。でもすでに(父親役の)ドゥニさんとの信頼関係ができていたので、安心して演じることができたんです」と笑顔で振り返る。

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