2019/02/04 23:02

児童虐待を描き韓国で話題の映画、主演女優ハン・ジミンが語る

 児童虐待や育児放棄については、事前に韓国の児童虐待のニュースの記事を読んだそうだが、女優としては、このような虐待を受けた被害者である子供たちの精神的な状態を把握することが最も重要だったという。「わたしが演じたサンアも児童虐待の被害者だったけれど、実生活でそういった児童虐待を受けた人たちと話すことは難しいわ。だから、サンアが体験した児童虐待の経験や感情を自分自身で作り上げ、できる限り真実味のあるものにしていったの」イ監督と会ってから撮影に入るまでの約3か月もの間、サンアのバックグラウンドについて、監督とじっくり話し合い、入念な打ち合わせをして作品に臨んだそうだ。

 イ監督の演出については「彼女にとって初の長編作品ではあるけれど、助監督としてのキャリアはもう15年くらいあるから、セットでの経験はかなりあるわ。これまでよく脚本の改稿の仕事もしていて、脚本に関しては繊細な観点を持ち合わせているの。特に今作は、キャラクターの構成が複雑な内容で、初めて読んだときは、まるで小説のように感じたわ。でも彼女自身が脚本を書いていたことで、セットでのせりふで、わたしが言いにくいと思ったり、サンアはこういうことは言わない、もしくはこういうことを言うと思ったりしたとき、わたしのアイデアも柔軟に受け入れてくれたわ。だから、わたしもキャラクターを自由に演じることができたのよ」と語り、サンアから発せられる言葉には、ジミンの思いも込められていることを明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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