2019/02/21 22:02

スパイク・リー監督、『ブラック・クランズマン』の制作秘話を明かす【第91回アカデミー賞】

MOMAでの特別上映後Q&Aに登壇したスパイク・リー監督 Lars Niki / Getty Images for MoMA The Contenders / Getty Images
MOMAでの特別上映後Q&Aに登壇したスパイク・リー監督 Lars Niki / Getty Images for MoMA The Contenders / Getty Images

 スパイク・リー監督が、第91回アカデミー賞の作品賞ノミネート作としても話題の『ブラック・クランズマン』(3月22日 日本公開)について、ニューヨーク近代美術館(MOMA)で行われた特別上映後のQ&Aで語った。

 本作は、1970年代に、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署で、初の黒人刑事となったロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が、白人の同僚刑事フリップ(アダム・ドライヴァー)とタッグを組み、白人至上主義団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」に潜入捜査するという実話を基にした作品。ロンの著書「Black Klansman」を基に、リー監督が映画化した。

 映画『ゲット・アウト』を手掛けたジョーダン・ピールからの1本の電話で始まった今作の製作。黒人がKKKに潜入捜査するというハイ・コンセプトな話を映画化するアイデアを売り込んできたという。「そのときは、ロンについて何も知らなかったのだけど、彼が書いた原作を読んでみて、テーマにしていることが理解できたんだ」また、1970年代の設定にもかかわらず、劇中で起きていることは、トランプ政権下の現代においても適切な題材であることについて「それが今作を手掛けたいと思った理由だったよ。時代設定が1970年代であっても、現代にも反映している作品にしたかった。観客が映画館を出てきたときに、映画の内容よりも、現代の問題に向き合ってほしかったんだ。だから、僕と脚本家のケヴィン・ウィルモットは、意図的に現代の人たちにとっても考えさせられる内容にしたんだ」と説明した。

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