2019/05/01 20:05

精神科医・帚木蓬生「閉鎖病棟」に込めた思い

(写真左から)秀丸(笑福亭鶴瓶)、チュウさん(綾野剛)、由紀(小松菜奈) (c)2019「閉鎖病棟」製作委員会
(写真左から)秀丸(笑福亭鶴瓶)、チュウさん(綾野剛)、由紀(小松菜奈) (c)2019「閉鎖病棟」製作委員会

 落語家でタレントの笑福亭鶴瓶主演で精神科病棟を舞台にした映画『閉鎖病棟(仮)』(平山秀幸監督。11月公開)は、異例とも言える実際の精神科の専門医療施設である独立行政法人国立病院機構・小諸高原病院で撮影が行われた。「撮影が実現した背景には作者の帚木蓬生(ははきぎほうせい)が作家であると同時に、現役の精神科医であったことも大きかったようだ」専門医がどのような思いを小説にしたためたのか。

 映画化の感想を帚木に尋ねると、開口一番「難しいですよ、この作品を映画化するのは」と返ってきた。確かに、登場人物はいずれも厄介な事情を抱えた人たちばかりだ。

 主人公・秀丸は家族を殺害した罪で刑が執行されるも失敗に終わり、生きながらえている元死刑囚。加えて執行の際に脊髄を痛め、車椅子生活を強いられている。ほか、統合失調症のチュウさん。自殺未遂歴のある不登校生の由紀etc……。彼らは人里離れた病院で暮らしていた。だが、ある日病院内で殺人事件が勃発。図らずもその一件を契機に、彼らが再び前向きに歩みはじめるまでを描いている。

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