2019/05/15 23:02

公開40周年!『地獄の黙示録』をフランシス・フォード・コッポラ監督が振り返る

フランシス・フォード・コッポラ監督とスティーヴン・ソダーバーグ監督 Ira L. Black / Corbis via Getty Images
フランシス・フォード・コッポラ監督とスティーヴン・ソダーバーグ監督 Ira L. Black / Corbis via Getty Images

 映画『ゴッドファーザー』シリーズなど、名作を手掛けてきた巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、4月28日(現地時間)にトライベッカ映画祭(TFF 18th)で行われた『地獄の黙示録』の公開40周年を記念した特別上映後のQ&Aで、同作に対する思いを語った。

 ベトナム戦争末期。カンボジアの奥地に自分の理想の王国を築き上げたカーツ大佐(マーロン・ブランド)の暗殺を命じられたウィラード大尉(マーティン・シーン)は、部下と共に河川哨戒艇で河をさかのぼるが、道中でさまざまなベトナム戦争の狂気を目にしていく。作家ジョセフ・コンラッドの小説「闇の奥」を基に、コッポラ監督が私財をなげうって手掛けた大作だ。

 今作の前に手掛けた『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPART II』がアカデミー賞作品賞を受賞し、『カンバセーション…盗聴…』はカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。何でもできる状況にあったにもかかわらず、次回作に誰もがバッドアイデアだと思っていたベトナム戦争を描くことにした理由を、コッポラ監督はこう語る。「まだ誰も真のベトナム戦争を描いた映画を製作していなかったんだ。『ゴッドファーザー』の2作では原作から脚色する過程で奇跡を呼び起こすことができたし、『カンバセーション…盗聴…』は非常に高い評価を受けたが、誰も『地獄の黙示録』をサポートしようとはしなかったよ。当時のハリウッドでは監督として興行的に成功することより、成功した作品と似たような作品を作ることが望まれていたからね。それに、フィリピンまでわざわざ行って撮影したいと思っている俳優もいなかった」結局、『ゴッドファーザー』の成功により、自身で製作資金を捻出して手掛けることになったそうだ。

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