2019/06/26 22:31

リアル「なつぞら」の世界を映画祭参加学生にレクチャー

小田部羊一はアニメ「アルプスの少女ハイジ」のキャラクターデザインを手がけている。 (撮影:中山治美)
小田部羊一はアニメ「アルプスの少女ハイジ」のキャラクターデザインを手がけている。 (撮影:中山治美)

 フランスで開催された第43回アヌシー国際アニメーション映画祭の名誉ゲストとして招待されたアニメーターの小田部羊一が、マスタークラスに登壇した。日本アニメーションの草創期を支えた小田部は現在放送中の朝のNHK連続テレビ小説「なつぞら」のアニメーション時代考証を務めており、世界中から集まった学生など約280人がリアル「なつぞら」の世界を聞き入っていた。

 小田部は東京藝術大学美術学部日本画科出身で、東映動画(現・東映アニメーション)が製作した長編漫画映画第1作『白蛇伝』(1958)の影響を受けて、1959年に東映動画に入社した。「学生時代は絵描きになろうという気持ちで頑張っていたのですが、実際に就職するとなると仕事がなかったんですね。そんな時に『白蛇伝』を観て、ディズニーだけではなく日本でもアニメが作れるのだと思い、たまたま東映動画で募集があったので、すかさず応募しました」という。

 入社後は大工原章、森康二、楠部大吉郎らレジェンドたちに師事し、3年ほど研修期間を過ごしたという。「アニメーションに魅力を感じたのは、日本画と同じ、1本の線で全てを表現するということ。単純に線を引くのではなく、そこに思いを込める。日本画と同じではないかと気付いた時に、本当にうれしく思いました」と振り返る。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

落ち着いた気分で過ごせる一日。今やっていることを振り返り、...もっと見る >