2019/07/05 21:18

主演子役はシリア難民 『存在のない子供たち』監督が込めた未来への希望

トークイベントに出席したナディーン・ラバキー監督
トークイベントに出席したナディーン・ラバキー監督

 第71回カンヌ国際映画祭で審査員賞などを受賞、第91回アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされた映画『存在のない子供たち』のナディーン・ラバキー監督が初来日し、5日に東京のユニセフハウスでトークイベントを行った。ラバキー監督は、「子供たちが貧しさにあえぐ世界を作ったのは私たち。ならば、私たちがこの世界に適応していてはいけない。それがこの映画を作った理由です」と会場に強く訴えかけた。

 レバノン生まれのラバキー監督が、貧困地域、拘置所、少年院など、不当に扱われている子供たちの実態を約3年間取材して描いた本作。中東のスラムに生まれ、貧しさから親の愛情も受けられず、学校へも通えず、朝から晩まで働かされている少年ゼインを主人公が、「僕を産んだ罪」で自分の両親を訴える姿を描き出す。

 「レバノンに暮らしていると、日々、花やガムを売ったり物乞いをしたり、大きな荷物を引きずって仕事をしている子供たちを目にします。悪い経済の影響を一番受けるのが子供たちなんです」と語るラバキー監督。「しかし、子供たちは本来このような形で生きてはいけない。こんな世界はNOだと言う責任が、私にはあると感じました」と熱く続けた。

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