2019/10/04 13:03

松重豊、芸歴30年にして映画初主演の心境

リラックスが一番。 写真:伊原正浩
リラックスが一番。 写真:伊原正浩

 俳優歴30年以上、名バイプレイヤーとして名高い松重豊が、『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』で映画初主演を果たし、俳優としてカメラの前に立つ際のスタンスと、初主演の撮影現場で心掛けたことを語った。

 強面の悪役を演じれば底しれない怖さをにじませ、頑固オヤジ役ではその頑固さの裏にある愛情までが見え隠れする。そんな深みと広がりを持つ芝居でひっぱりだこの松重は、今年に入ってからだけでも、テレビドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」「白い巨塔」「悪党 ~加害者追跡調査~」などに出演。連続テレビドラマ初主演作となった代表作は、ひたすらご飯を食べ続ける男を演じて開始から7年を超えたシリーズ「孤独のグルメ」だ。

 『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』は、満を持しての映画での初主演作だが、本人は「よけいなことは考えません」といたって平常心。「役者ですから、セリフと相手役があって、カメラが回って、監督がオッケーって言ってくださったら、もうそれだけでいいんです」ときっぱり。「そのときにちゃんと僕の心が動いていればフィルムに残るので、それをお渡しする瞬間がすべてです」とし、その後のことはすべて監督に託すのだという。

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