2019/10/13 14:14

佐藤浩市、『楽園』というタイトルによって成就

佐藤浩市は村八分によって孤立を深めていく男・善次郎役 (C) 2019「楽園」製作委員会
佐藤浩市は村八分によって孤立を深めていく男・善次郎役 (C) 2019「楽園」製作委員会

 綾野剛主演の映画『楽園』に出演している俳優の佐藤浩市が、作品について話す動画の中で本作のタイトルに使われている「楽園」という言葉について語っている。

 同作は『悪人』『怒り』などの原作者・吉田修一の短編集「犯罪小説集」の一部を、『64−ロクヨン−』シリーズなどの瀬々敬久監督が映画化した重厚なサスペンス作品。住んでいる集落で、ある出来事をきっかけに村八分になり、孤立を深めていく男・善次郎を佐藤が演じている。

 吉田の短編集から「青田Y字路」と「万屋善次郎」が組み合わされており、『楽園』というタイトルは脚本も担った瀬々監督がつけた。このタイトルについて佐藤はこの度公開された動画で「『楽園』という瀬々(敬久)氏がつけたタイトルで、うまく僕の中で“成就”してるんです。あぁそうかって、『楽園』というタイトルで一つ自分の中で抜けたものもあった」と話す。

 「『楽園』とはあるものなのか、作るものなのか。誰かにとっては絵に描いた餅なだけかもしれないですし、現実的なものかもしれない。(中略)『楽園』という言葉の持つ響きの『残酷さ』。人に勝手な希望だけを与える、そういうものかもしれないと思った時に、豪士(綾野)の話と善次郎(佐藤)の話がうまくリンクした」

 映画の公開は10月18日から。杉咲花、柄本明、村上虹郎も出演している。今年開催された第76回ベネチア国際映画祭の公式イベント「ジャパン・フォーカス」で上映が行われた。(編集部・海江田宗)

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