綾野剛、機転の利いたコメントで会場沸かす
俳優の綾野剛が18日、都内で行われた映画『楽園』の初日舞台あいさつに村上虹郎と登壇、後輩の“先輩いじり”に機転の利いたコメントで返し、会場を沸かせていた。イベントには、杉咲花、佐藤浩市、ユップ・べヴィン(劇伴作曲者)、瀬々敬久監督も来場した。
本作は「悪人」「怒り」など映像化作品も多いベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を原作に、ある村で起こった2つの事件や養蜂家にまつわる事件を通して、人々の喪失と再生の物語が描かれる。
初日を迎え、綾野は「この作品は、何かを届けたいという我々の主観よりも、みなさんに託すことで、みなさんの中に何が生まれるかが重要だと思っていたので、大仕事の最後の受け渡しができてとてもよかったと思います」と安どの表情。
杉咲は、「撮影をしていたときは本当に苦しかったので、その日々が走馬灯のようによみがえってきました。自分にとってトラウマのような時間があったりして……」と過酷な体験を振り返りながら、「わたしはこの映画を観て救われたので、一人でも多くの方に観てもらいたいです」とアピールした。