2019/10/21 22:00

京都映画祭、バンツマの名作で映画愛あふれるエンディング 活動弁士に大喝采

スペシャルプログラム『雄呂血』「没後 90年牧野省三の功績を偲ぶ」上映の様子 (C)京都国際映画祭
スペシャルプログラム『雄呂血』「没後 90年牧野省三の功績を偲ぶ」上映の様子 (C)京都国際映画祭

 20日、京都市で開催された「京都国際映画祭2019」内で、日本映画の父とも呼ばれる牧野省三さんが総指揮を務めた傑作活劇映画『雄呂血』(1925)が、活弁付きで上映され、中島貞夫監督が慣習を務める「没後 90年牧野省三の功績を偲ぶ」企画が開催された。81歳で現役の活動弁士として活躍する井上陽一さんが、80分近くにわたり迫力のある語り口調で映画に華を添え、会場は大歓声に包まれた。

 この日上映された『雄呂血』は、大正14年に発表されたサイレント映画で、当時23歳だった阪妻(バンツマ)こと阪東妻三郎さんが主演を務めた。正義感の強い主人公の若侍が、己の正しいと信じた行いが誤解され続けた末に感情を爆発させ、人を殺めてしまうラスト27分の大立ち回りは息を飲む美しさ。「活動写真和洋合奏団」の演奏に合わせて、井上さんの凛とした活弁が響き、94年前の感動が現代に蘇る。かつて日本人の心を捉えた映画は、この日ふたたび観客の心を虜にしていた。

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