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2019/11/01 22:49

大林宣彦監督、3000年生きて撮り続ける 特別功労賞に思い新た

 大林監督の最新作『海辺の映画館−キネマの玉手箱』ワールドプレミア上映に併せて行われた今回の贈呈式。同作は、閉館を迎えた尾道唯一の映画館で、最終オールナイトの戦争映画特集を観ていた3人の若者が、銀幕の世界にタイムリープする物語。贈呈式後に行われた舞台あいさつには、大林監督と常盤に加え、出演者の厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲、山崎紘菜も登壇した。

 ヒロインを務めた吉田は「プロの映画に参加するのは初めて。緊張していたんですけど、すごく楽しくて、良い体験をさせてもらえました。大林校長の学校に転校したわけですが、学校で学べない戦争の話をこの映画で学べたので、教科書よりいい教材になりました」と感想を述べる。また細田も「映画を通して成長できました。この映画を通じて、みなさんに少しでも未来のことについて考えてもらえたら」と呼びかけていた。

 また常盤は、本作について「走馬灯は、その人にしか見られない。ぎりぎりのところでしか見られないって言いますけども、この映画は、前倒しでその走馬灯を見せてもらえた気がしました。周りにあるものをすべてネタにする監督ならではという気がします」とコメント。「そんなことができる監督はほかにいない。たぶん、監督の本当の走馬灯もこれだと思います。この体験を皆さんと共有できたら」と続けると、大林監督は「当たり」と満面の笑みで応えていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『海辺の映画館−キネマの玉手箱』は2020年4月公開

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