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2019/12/18 18:31

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』レビュー シリーズへの思いが詰まった完結編

 しかし何より本作は『フォースの覚醒』からシリーズをリードしてきた新世代たち、何よりレイの物語だった。かつてルーク・スカイウォーカーがそうであったように、広い世界へと旅立った何者でもなかった女性は、本当の意味で自分の運命と向き合う。

 レイ役のデイジー・リドリーが公開前に語っていた「レイがどこから来たのかよりも、彼女が今どこに立っているのかが重要なんだと思っている。誰と出会って、誰と家族を作るのか。彼女が自分でどんな選択をしていくのかが大切」という言葉は、鑑賞後により重要な意味をもつはず。本国アメリカにおけるプレミア上映後、エンドロールに表示されるキャストの中でも一際喝采を集めたのは、ほかでもないデイジーだ。
 
 エイブラムス監督は、32年ぶりの続編『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)を手がけた際、前シリーズのキャストを呼び戻し、映像、美術、音楽など技術面に至るまで『スター・ウォーズ』にリスペクトを捧げた。完結編となる本作には、シリーズの新たな一歩を描く一方で批判にもさらされた『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)を含む、過去8作品にわたる全エピソードへのオマージュが詰め込まれている。シリーズにおいて回収するべき要素はしっかりフォローし、9章にわたるエピソードを締めくくったことは賞賛されるべきだ。ファンが本作について語る時、これまでのシリーズを振り返り、新しい世代にその魅力を伝えていくことだろう。(編集部・入倉功一)

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