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2020/01/20 22:01

林海象監督が舞台「かげぜん」を演出

初主演舞台ながら二役に挑む相楽伊織に演出する林海象(撮影:園田昭彦)
初主演舞台ながら二役に挑む相楽伊織に演出する林海象(撮影:園田昭彦)

 「私立探偵 濱マイク」シリーズの林海象監督が、東京・紀伊國屋ホールで上演される「かげぜん」(1月22日~26日)の演出をする。林監督は昨年、脚本家・坂口理子と劇団「ヤパン・モカル」を立ち上げ下北沢小劇場で旗揚げ公演を行ったばかり。小劇場からいきなりの演劇の聖地への進出に林は「演出家として試されているが、やり甲斐がある」と語り、稽古にもスーツに帽子の“正装”で気合を入れて挑んでいる。

 同作は2010年に東京・東池袋あうるすぽっとで初演され、再演は10年ぶり。終戦間際の混乱期を舞台に、詐欺師の大吾(上遠野太洸)が、造船会社の盲目の未亡人みつ(斉藤とも子)の家に「孫」として入り込み、財産を奪うべくあの手この手を尽くすも 思わぬ展開を迎えていく人情物語。およそ林がこれまで手がけてきた映像作品とはかけ離れた内容で、林も「最後に松竹マークが出てきそうでしょ」と笑う。

 林は映画監督のイメージが強いが、むしろ演劇界との関わりの方が長い。立命館大学中退後に上京し、本当は唐十郎の「状況劇場」に入りたかったそうだが尻込みし、入団したのは寺山修司主宰の「天井桟敷」。状況劇場への思いは、出身俳優・佐野史郎を主演にした監督デビュー映画『夢みるように眠りたい』(1986)や、唐十郎脚本・主演の映画『海ほおずき』(1996)の制作などでかなえた。

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