2014/01/15 19:00

ジャーナリスト青木理が語る鳥取連続不審死事件──毒婦と地方格差と劣化する刑事“地方”司法の問題点

 2009年、婚活サイトなどで知り合った男性3人を自殺に見せかけ殺害したとして、昨年4月に1審で死刑判決を受けた木嶋佳苗被告(昨年10月より控訴審が始まった)。セレブ生活に憧れ、毒婦などと形容される彼女は、ワイドショーをはじめとするマスコミでも話題となり、多数の本が出版されるほどの注目が集まった。

 ちょうど同じ頃、鳥取では木嶋と年齢もほぼ同じ30代後半で、容姿も似た上田美由紀という女性のまわりで数人の男性が不審な死を遂げていた。いわゆる、鳥取連続不審死事件である。

 木嶋とは違い、美由紀はひとりで5人もの子どもを育てるためスナックで働き、決してセレブ生活を夢見ていたわけではなかった。だが、彼女と交際した男性の中には数百万円を貢ぐため借金をし、家庭を捨てた者までいた。彼女のまわりで不審な死を遂げた6人のうち2人の死についてだけが、強盗殺人罪などで立件されている。

 美由紀と面会を重ね、鳥取の地を地道に取材してきたジャーナリストの青木理氏が13年11月、事件を追った『誘蛾灯 鳥取連続不審死事件』(講談社)を上梓した。その青木氏に「美由紀とはどんな女か?」「都会と地方の格差や貧困問題、そして刑事司法」、さらに「今後の裁判の見通し」について話を聞いた。

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