2017/08/18 21:00

クリエイターにとっての作家性と変態性は同義語!? P・バーホーベン監督が本領発揮『エル ELLE』

 オランダ出身のポール・バーホーベン監督といえば、『ロボコップ』(87)や『スターシップ・トゥルーパーズ』(97)などのエンタメ作品の中にサディスティックなテイストをこってり盛り込んだことで知られている。自分の中の変態性を作品の中にぶちまけることで人気を博してきた。また、『氷の微笑』(92)のシャロン・ストーンや『ショーガール』(95)のエリザベス・バークレーといった“強い女”を愛して止まない監督でもある。最新作『エル ELLE』(フランス語で彼女の意味)では、『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』(86)の作者フィリップ・ディジャンの原作小説を得て、持ち前の変態性をいかんなく発揮してみせている。

 当初、原作を読んだバーホーベン監督は米国映画として製作し、ハリウッドの人気女優の起用を考えていた。ところが、「これほどまでに道徳に囚われない映画に出演してくれる米国の女優は、一人もいなかった。僕がよく知っている女優にさえも、『不可能だ』と言われたんだ」(バーホーベン監督)という事態に。そこでヒロイン役に急浮上してきたのが、フランスの大女優イザベル・ユペール。若き日のルトガー・ハウアーがヤリチン芸術家を演じた、バーホーベン監督の初期作『危険な愛』(73)をユペールはお気に入り映画に挙げている。そんな彼女が『エル』の主人公にみずから立候補したことで、フランス上流社会を舞台にしためくるめく倒錯ワールドが映画化されることになった。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

どっちつかずになりやすい運気。今日は家に帰って、勉強や調べ...もっと見る >