2017/11/06 22:30

「もやし生産者の窮状にご理解を!」40年前より安い販売価格が生産者を苦しめる……もやし工場を訪ねた

 2日に一度は訪れる近所のスーパー。1袋は29円。以前は30円だった記憶があるが、たった1円の違いでも、数字のマジックで随分と安くなった気分になる。だが「ずいぶんと安いな」といっても、賛同しない人もいる。「それは、標準的な値段でしょう」と言う人もいる。

 ならば、いったいいくらで売られていれば、安いと思うのだろうか? 人の口から飛び出す値段は、さまざま異なる。だが、25円、20円、10円と、先日スーパーで見かけた29円よりは安いのは、みな同じである。そんなスーパーで、忙しそうに野菜を補充している店長の名札を下げた男性に声をかける。もやしが安くて助かりますよ。ふっと、男性の顔が曇る。

「ありがとうございます……でもね」

 そう言いかけて、言葉を止める。しかし、顔からにじみ出る言葉の続きは隠せない。どれだけ売れても、もうけなどまったく出ない。客寄せのため。さまざまな商品が安い店というイメージを維持するために、もやしは、泣く泣くこの値段で売らなくてはいけないんだ……。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

家で好きなことに没頭しよう。ペットと遊べば時間を忘れそう。...もっと見る >