2017/11/07 21:00

至宝たちの落日……退団決定のイチローと松坂大輔、来季どこへ? 移籍による“経済効果”も

 イチロー(マイアミ・マーリンズ)と松坂大輔(福岡ソフトバンクホークス)という野球界の2人の至宝が、いずれも今季限りで所属チームを退団することが、ほぼ確定的になった。米国・日本で現役を貫く2人のビッグネームは、それぞれどのような道を歩むのか。

 今シーズンのイチローの成績は、はっきりと衰えを感じさせるものだった。打率は5月まで1割台を低迷し、代打、代走、守備固めとして136試合に出場したものの、最終的な打率は.255。代打でのヒット数27本は、大リーグ記録にあと1つに迫るものだったが、マーリンズは来季、イチローと契約しない方針を明らかにした。すでに日米でレジェンドとなっているイチローは来季、どこで戦うのか? スポーツライターは言う。

「普通なら引退してもおかしくない成績ですが、イチローはかねてより『50歳まで現役』と宣言しており、引退はないでしょう。ただ、あれだけの成績を残した選手ですから、マイナー契約は考えにくい。本命は古巣のシアトル・マリナーズでしょう。ここ数年のアメリカンスポーツでのトレンドが、あらかじめラストイヤーだと宣言するやり方です。2015年にはプロバスケットボールの大スター・コービー・ブライアントが、シーズン序盤で引退宣言し、さながらロックバンドの解散ツアーのごとく、アウェイでも歓待を受けました。野球界では昨年、ドミニカの英雄・デビッド・オルティーズが、引退発表したシーズンで打点王のタイトルを獲得するという離れ業を成し遂げました。こちらもいわば“凱旋イヤー”でした。イチローの今季の年俸は200万ドル(約2.3億円)ですから、来季は間違いなくそれ以下。イチローがシアトルに戻り、ラストイヤーだと宣言でもしてシーズンに臨めば、集客、グッズなどで莫大なマネーを生み出しますから、マリナーズとしても悪い話ではないでしょう。ただ、当の本人が“のる”とは思えませんが」

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