2017/11/25 23:00

『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい本』40原が語る“パンツ愛”そして、これから

 それは誰もが、はたと足を止める魅力を放っていた。

 10月初頭の夕刻、秋葉原の雑踏。ふと、手に入れたい本があるのを思い出して、秋葉原駅に降りた。電気街口の改札を抜ける。買い物に訪れた観光客の笑顔。待ち人の元へと逸る足音。メイド喫茶の客引きの乙女の甲高い声。それらをかき分けて目指したのは、同人ショップ・とらのあな秋葉原店A。ひとまず、新刊の並んだ1階をぐるりと一周眺めてみる。それから、エレベーターの前に立つ。ちょうど扉は閉まって、上へ上がっていく。間の悪さに、ふっとため息をついて、横にある階段を眺める。雑居ビル前とした、狭っ苦しい階段。目指す7階までは、遙か摩天楼の上のよう。

 一度7階まで昇った後に、再び降りてくるエレベーターを待つべきか。いや、そんな無為な時間を過ごすのはイヤだ。第一、一度目の前で扉が開いたエレベーターは、地下1階へと降りていくに違いない。

 短い人生に、待ちの時間はもったいない。階段に足をかけ、少し早足で上へ上へ。こんな時には、何も考えないのが正解。無心にならなければ、途中で荒い息を吐き出して、気分も逆立ってしまうもの。18禁の揃ったフロアで荒い息をしているのは、センスがない。途中、乱れたネクタイを直しながら、2階、3階。

今日の運勢

おひつじ座

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インスピレーションを大切に。理由がなくてもピンときたことに...もっと見る >