マニアが愛する映画を大胆に弄り倒す『要博士の異常な映画愛』が、識者から批判されないのはなぜ?
10月16日よりスタートした『要博士の異常な映画愛 勝手にセリフ変えてみました』(テレビ東京系)が、非常に文化系だ。
番組ホームページには、こう書いてある。
「都内某所に、支配人の映画愛がスゴ過ぎて、昔の名画に新たなセリフや音楽を当てた、オリジナルの動画を作るという“遊び”をはじめちゃったサロンがあるという。」
“新たなセリフ”って、どんなものだろう? 例えば、歴史的名画『シェーン』には、馬に跨りワイオミングの山へと去っていく主人公・シェーンの後ろ姿に向かい、少年・ジョーイが「シェーン! カムバーック!!」と叫ぶ有名なラストシーンがある。
ここに、同サロンは全く別の新たなセリフを当ててしまった。
ナレーション 家族や街を救い、去っていくシェーンに向かって少年・ジョーイが叫んだ一言。
ジョーイ シェーン! そっち行くと交流電源の周波数が60ヘルツだから気をつけて~!
上記の例は、まだおとなしい方。当てるセリフ次第では、全く別の作品になってしまうから面白い。