2018/03/25 18:00

「チンギス・ハン侮辱表現」が掲載されたホントの理由は「人権・障害者団体の抗議・糾弾が減ったから」

 小学館の看板雑誌「コロコロコミック」2018年3月号で、チンギス・ハンの肖像画に落書きするという内容が、侮辱であると抗議を受け、販売中止と謝罪に追い込まれた問題。これは、予期しなかったトラブルなのか。問題をめぐって、編集サイドのクレーム対応能力の劣化も指摘されている。

「文庫とコミックは<差別・不適切表現>の宝庫だと思え!」

 そう章タイトルで記しているのは、小学館で編集総務部長を務めた堀田貢得の『編集者の危機管理術』(青弓社)。この本では「差別・不適切表現が発覚すると人権団体に<抗議・糾弾>される場合がある」「糾弾にいたれば、担当編集者、編集長、担当役員は絶対に逃げられない」として、人権団体や障害者団体などから抗議された実例が記されている。

「人権に絡む問題や、民族・宗教などの尊厳を毀損すること。病気を揶揄するような表現には、細心の注意を払わなくてはならないのは、出版社にとっては基礎中の基礎のはずなのですが……」

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