2018/06/08 22:00

アメフトを見れば、その国の内情がよく分かる!? 国民性を丸裸にする観察映画『ザ・ビッグハウス』

 今、日本で最も注目を集めている競技といえば、アメリカンフットボールで間違いないだろう。日大アメフト部員による悪質タックル事件をめぐる謝罪会見は、既得権にしがみつく指導者たちの保身ぶりと指示に従った部員の純粋さとが、あまりにも対照的だった。旧態依然とした、日本社会の閉鎖性を象徴した事件として語り継がれるに違いない。ドキュメンタリー映画『ザ・ビッグハウス』も、アメフトの本場である米国で盛んなカレッジ・フットボールを題材にしたものだ。アメフトの試合が行なわれるスタジアムを舞台に、世界一の大国であり続ける米国の内情、米国人の国民性を面白いほど浮かび上がらせた内容となっている。

 17人の監督たちがそれぞれカメラを手に、ミシガン大学の名門アメフトチーム“ウルヴァリンズ”のホームグランドであるミシガン・スタジアム、通称“ザ・ビッグハウス”を様々な視点から追っていく本作。10万人を収容する巨大スタジアムを被写体にしたこのドキュメンタリーの中心となったのが、NY在住の想田和弘監督だ。川崎市議員選の舞台裏を映し出した『選挙』(07)、岡山にある小さな精神科診療所の内部を密着取材した『精神』(08)など、ナレーションや効果音をいっさい排したドキュメンタリー手法「観察映画」で国際的に知られている。これまでの観察映画は想田監督がひとりでカメラを回してきたが、観察映画第8弾となる今回は、17台のカメラで10万人以上の観客で溢れ返るスタジアムのダイナミックさを伝えるスケールの大きな作品となっている。従来の観察映画のスタイルを変えた理由を、来日した想田監督はこう語った。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

元気よく自分をアピールすると、好感度アップ。体育会系のノリ...もっと見る >