2017/09/20 07:00

北野映画でのビートたけしは、これで見納め?『アウトレイジ 最終章』の凄み

(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会

北野武監督が遂に人気シリーズを完結させる。映画『アウトレイジ 最終章』が10月7日よりいよいよ公開される。北野監督ならではのヤクザ映画へのオマージュであり、強烈な風刺でもあった2010年の『アウトレイジ』は、凄まじい暴力の連鎖が呆れるような笑いに連結された、途方もない内容で大ヒットを記録した。続く2012年の『アウトレイジ ビヨンド』では一転、笑いを完全封印し、滅びの美学さえ感じさせる北野映画の究極のかたちをスクリーンに刻み、度肝を抜いた。では、この『最終章』はどんな映画になっているのだろう?

前2作とは異なる独特の味わい

『アウトレイジ 最終章』は、前2作とは肌合いが異なる。明るいわけでも、暗いわけでもない。あえて言うなら、ニュートラル。非常にフラットに事態の行方を見つめている。

物語の発端となるのは、ヤクザ組織の内部抗争。苛烈な闘いの火花が、組織の外に飛び火し、やがて帰ってきてはいけない男が帰ってくることになる。物語自体は、前2作の延長線上にあり、特別変わったことをしているわけではない。劇中で起きていることだけを見つめれば、『アウトレイジ』や『〜ビヨンド』との差はほとんど感じないだろう。

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