2017/10/03 07:00

菅田将暉、ヤン・イクチュンの肉体が物語る!『あゝ、荒野』に惹きつけられてやまない5つの理由

『あゝ、荒野』10月7日(土)前篇、10月21日(土)後篇 新宿ピカデリー他2部作連続公開
(c)2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ

文=金原由佳/Avanti Press

「書を捨てよ、町へ出よう」

1967年、寺山修司は若者たちに呼びかけた。寺山は、当時、32歳。先鋭的な劇作家であり、演出家、歌人、作家であった。

最初は評論集として、次に劇団「天井桟敷」の舞台として、最終的には同名の映画として、内容や形態を変えながら、このメッセージは60年代を生きる若者に、深く浸透していった。同年、収まりかけていた“学生運動”は再び勢いを増し、10月8日には第一次羽田闘争が発生。その翌年には、東大・日大闘争が始まり、学生運動は日本中に広がった。その前夜の町は、危険をはらみつつも、“出会い”を引き寄せる運命の場でもあった。

あれから60年、寺山の唯一の長編小説「あゝ、荒野」が映画化された。

岸善幸監督(『二重生活』)は、映画の舞台を原作の1960年代の新宿から、東京オリンピックが終わった翌年の2021年の新宿に移し、親の愛に恵まれず、捨て犬のように暮らしていた2人の男の運命的な出会いを描く。その熱量はすさまじく、前編2時間37分、後編2時間27分という掟破りの一編に仕上がった。この長丁場を支えるのが主演、菅田将暉とヤン・イクチュンが奏でる恋とも愛とも友情とも形容しがたい、抜き差しならぬ関係性である。

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