2017/11/21 07:00

映画の既成概念を“破壊”する。爆弾のような音楽と、心揺さぶる演技『光』

(C)三浦しをん/集英社・(C)2017『光』製作委員会

井浦新と瑛太が待望の初共演を果たした、11月25日公開の映画『光』は、わたしたち観客がなんとなく持っている「映画とは、こういうもの」というイメージを打ち破る快作だ。

単純な快作ではない。既成概念を破壊しているから、ノイズは否応なく派生する。このノイズは、ひとによっては不快にも感じるだろう。だが、不快をおそれていたら、「新しい快」には出逢えない。そう、本作は、快と不快がぶつかって混じり合った結果、産み落とされた「映画のネクストステージ」なのだ。

かつてないほど凶暴な「刃」

『光』の原作は三浦しをん。『まほろ駅前多田便利軒』(2011年)『まほろ駅前狂騒曲』(2014年)で三浦小説を映画化した、大森立嗣がメガホンをとっている。瑛太は『まほろ駅前』シリーズ2作で、井浦は『さよなら渓谷』(2013年)で大森監督と組んでおり、このあたりの顔ぶれは納得できる。それだけなら、どんなに暴力的な物語だとしてもおさまるところにおさまっていたかもしれない。つまり、わたしたちが思い描く「映画ってこういうもの」がここまで鮮やかに更新はされなかったかもしれない。

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