2018/01/06 09:00

“悪”の魔力と“怯え”の演技が玉木宏を輝かせる!『悪と仮面のルール』

(C)中村文則/講談社 (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会

端正なルックス、低い声、そして長身。本来であれば、玉木宏は魅惑的な悪役の条件を兼ね備えている逸材である。だが、そのようなキャラクターを演じることはこれまで極めて少なかった。そんな彼が『MW-ムウ-』(2009年)以来実に9年ぶりに本格的なヒール役に挑んだ『悪と仮面のルール』が、1月13日から公開される。タイトルからしてそそられるのだが、これが期待以上に玉木宏のポテンシャルを引き出した良作に仕上がっている。

哀しき錯誤と、制御できないパッション

『MW-ムウ-』のときは狂気すら感じさせる猟奇な役どころだったが、今回はクレイジーなポジションではない。狂的ではなく、悲劇的。しかもハンパな悲劇ではなく、凄まじく陰鬱な悲劇を背景に抱えた男を演じている。

玉木宏が演じる主人公は、絶対的な悪=“邪”を継承しようとする父親の下に生まれた男。母親とは早くに死別し、御曹司ではあるが愛情には恵まれずに育った。お金はあっても愛が足りなすぎる。この設定がまず、玉木宏ならではの陰影を鮮やかに浮き彫りにする。父親は「英才教育」を施すため、ある強烈な経験を主人公にさせようとする。常軌を逸したその計画を知り、主人公は父を殺害し逃亡。以後、整形して別人として生きている。

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