2018/01/11 17:00

「悪」が強烈な存在感を放つ! 芥川賞作家・中村文則原作の映画4作

(C)中村文則/講談社 (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会

2018年1月13日に封切られる『悪と仮面のルール』は、芥川賞作家・中村文則の同名小説が原作の映画だ。中村文則作品の魅力は、死や暴力といったテーマに潜む人間の業を、容赦なく描き出しているところにある。その凄まじい吸引力たるや、「アメトーーク!」の「読書芸人」の回でピース・又吉直樹やオードリー・若林正恭がこぞって絶賛するほど。

『悪と仮面のルール』も、「絶対的な悪」となるべく父親に育てられた主人公が初恋の人・香織に危害を加えようとした父を殺し失踪、十数年の時を経て顔と名前を変えて舞い戻り、香織を守ろうと手を汚し続けるというショッキングなストーリーだ。今回は、人間の狂気をあぶり出す中村文則原作の映画から、今後公開予定のものを含めて3本ご紹介したい。

幼い頃の事件が二人の男の運命を変える『最後の命』(2014年)

子どもの頃、友人の冴木裕一とともに集団婦女暴行事件に遭遇した主人公・明瀬桂人。その記憶によりトラウマを植え付けられた桂人は他人と肌を触れ合わせることができず、大人になった現在も最低限の人間関係の中で暮らしている。しかし久しぶりに冴木と再会した晩、桂人の部屋に顔見知りのデリヘル嬢の死体が……。警察から取り調べを受けた桂人は、冴木が連続婦女暴行事件の容疑者だという驚愕の事実を告げられる。

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