2018/02/03 09:00

「錦戸亮×6+1人」の奏でるアンサンブルが出色! 異色のサスペンス『羊の木』

『羊の木』2月3日(土)全国ロードショー
(c)2018『羊の木』製作委員会 (c)山上たつひこ、いがらしみきお/講談社
配給:アスミック・エース

文=大谷隆之/Avanti Press

演技者・錦戸亮の説明しがたい持ち味をここまで見事に映しだした映画は、今までなかったのではないか? 吉田大八監督の最新作『羊の木』は、観客にそんな思いを抱かせる“ヒューマン・サスペンス”だ。その不思議な魅力の源をひもとく前に、まずは作品の世界観を簡単に押さえておきたい。

2時間、観客にシビアな問いを突きつけるドラマ

舞台は「魚深」という架空の港町。若者が減って寂れたこの町に、あるとき、6人の新規転入者が相次いで移住してくる。実はこの男女、全員が過去に殺人を犯した元受刑者。過疎対策と刑務所のコスト削減を狙った極秘プロジェクトによって刑期を大幅に短縮され、10年の定住を条件に魚深にやってきたのだった。

事実を知らされているのは、受け入れを命じられた市役所の担当職員の月末一(錦戸亮)と、直属の上司しかいない。かくして平穏な日常に“異物”が紛れ込み、やがて不審な事件が連続して起きる中、主人公は「信じるか、疑うか」というシビアな選択を突き付けられていく――。

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