2018/02/23 17:00

原発、宗教、介護…気鋭の作家・木村文洋監督が描く現代ニッポンの実像『息衝く』

(C)teamJUDAS2017

2月24日から公開される映画『息衝く』が扱う題材は、原発や宗教といった、ネットやSNS上を日常的に騒がすテーマだ。しかし本作は、こうした題材に安易にとびついた作品ではない。実はまだあまり触れられていない地点に立ち、いまの日本の空気を表現した1本となっているのだ。

原発、宗教などの社会問題をテーマに作品を作り続けてきたインディーズ作家

まず、本作で触れなくてはならないのは監督の存在だ。

本作を手掛けた木村文洋監督は、気鋭のインディペンデント映画作家。2008年のデビュー作『へばの』では、核燃料再処理工場のある青森県六ヶ所村を舞台に、工場での仕事に従事する家族の決断を描いている。それはまるで、その後に起きる福島の原発事故を予見しているかのような内容だ。

一方、2012年に発表した『愛のゆくえ(仮)』は、オウム真理教幹部の平田信とその逃亡を助けた女性の実話から着想を得た物語。オウム真理教事件をめぐる裁判で一応の区切りを迎えた現在の方がより深く考えさせられる、宗教団体に言及した内容になっている。

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