2018/03/09 07:00

バーテンダーとレコード・コレクター。その道の「名人」が教えてくれる確かなこととは?

(C) 2017 Thali Media

どんな世界にも「名人」と呼ばれる存在がいる。4月公開の『シューマンズ バー ブック』と、4月21日より公開の『さすらいのレコード・コレクター 10セントの宝物』は、知られざるジャンルにおける孤高の「名人」にスポットを当て、彼らの真髄を教えてくれるドキュメンタリー映画だ。こだわりを突き詰めた末に立ち現れてくるもの。それは人間力に他ならない。

相手の話を聴く、ドイツの「名人」

『シューマンズ バー ブック』の主人公、チャールズ・シューマンは、ドイツのミュンヘンに「シューマンズ・バー」を構えるオーナー兼バーテンダー(バーマン)だ。

彼は1991年にカクテルのレシピ本『シューマンズ バー ブック』を出版。世界のバーテンダーにとってこの本はバイブルとなった。バーに従事する者、またバーの世界を本気で志す者にとって知らぬ者はいない存在だ。

76歳を超えても毎日バーに立つというシューマンは、本作で世界の名だたるバーを渡り歩く。ベルリン、ニューヨーク、パリ、ハバナ、東京、ウィーン。「生きるレジェンド」たるシューマンを迎え、緊張しながらも、自身のこだわりを披露するバーマンたち。そこでシューマンは、彼ら彼女らの話をじっと聴く。映画の最終盤になってようやく自身でもシェイカーを振ったり、自説を語ったりはするが、それまでは静かなる好奇心と共にカウンターに座っているだけ。だが、その風情がたまらなく粋だ。

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