2018/03/09 19:00

これぞ、吉永小百合の総決算! 大女優を輝かす『北の桜守』

(C)2018「北の桜守」製作委員会

今、真に映画スターと呼べる存在がどれだけいるだろうかと考えたとき、その筆頭に上がるのが吉永小百合であることに異を唱える人はほとんどいないだろう。『北の桜守』(3月10日公開)はそんな吉永小百合の映画出演120本目にあたる作品だが、現在における彼女のキャリアの総決算的なものに仕上がっているのが実に興味深い。

寓話的情緒を強調しながら描く、母と子の普遍的な関係性

まずこの作品は1945年、終戦間近の春の樺太から始まる。そして夏、ソ連軍の南樺太侵攻により本作のヒロイン江蓮てつ(吉永小百合)は決死の想いで子供たちを連れて北海道へ脱出する。

これまで『愛と死の記録』(1966年)や『あゝひめゆりの塔』(1968年)、『戦争と人間』シリーズ(1971年の第2部と1973年の第3部完結編に出演)、『夢千代日記』シリーズ(TVは1981~84年・映画は1985年)、近年も『母と暮せば』(2015年)などで戦争の惨禍を体現し、また原爆詩の朗読会など反戦・反核活動にも積極的な吉永小百合だが、ここでは樺太の悲劇に目を向けている。

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