2018/03/19 18:00

“サリン事件”被害者となった監督が“あの日”を証言! 映画製作への思いを語る

ドキュメンタリー映画『AGANAI』より

文=平辻哲也/Avanti Press

1995年3月20日に都内で同時多発した地下鉄サリン事件。その被害者である、さかはらあつし監督が、元オウム真理教で現Alephの広報部長の荒木浩氏との旅を描いた『AGANAI』を製作中だ。香港国際映画祭(3月19~20日)の「アジア・ファイナンス・フォーラム部門」に参加することになった本作は、9割ほど完成。世界に出資を募って、ニュース映像の購入費やナレーションの製作費などに充てたいという。さかはら監督が事件当日を生々しく証言、映画への思いを語った。

地下鉄サリン事件に遭遇して

さかはら監督は当時、大手広告代理店「電通」に勤務し、入社2年目の29歳。この日は資生堂のプレゼンが予定されていた。麻布十番のアパートから築地にあった会社に向かうため、午前8時すぎ、日比谷線六本木駅から乗車した。

さかはらあつし監督

「僕ほどサリンの近くにいた人はなかなかいないと思うんです。1両目の前から3つ目の扉から乗ったら、透明の液が床に溢れていた。誰か、ペンキでもこぼしたのか、と思った。入ってすぐの席で60歳くらいの男性がぐったりとしていた。変だなとは思ったけど、男性の隣の席が空いているので、座ろうと思った。でも、乗客があまりにこっちを見るので、座るのをやめて、車両の最後尾で吊革に捕まっていた。変な匂いがするので、2回吸った。そうしたら、次第に目の焦点が合わなくなってきて……」

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