2018/03/21 09:00

『ゆきゆきて、神軍』から31年、ドキュメンタリー映画の鬼才・原一男監督インタビュー

映画『ゆきゆきて、神軍』より

ふたたび走り出すために

前作『全身小説家』から23年ぶりの新作『ニッポン国VS泉南石綿村』、そして『さようならCP』『極私的エロス・恋歌1974』『ゆきゆきて、神軍』『全身小説家』まで、映画作家・原一男の軌跡を総まくりする――『タブーこそを撃て!原一男と疾走する映画(ムーヴィー)たち』はまさに、ドキュメンタリスト・原一男本の決定版である。 「『全身小説家』までを一周目と考え、『ニッポン国VS泉南石綿村』を2周目のスタート地点と位置付けている」原監督はそのために「一周目の全作品を徹底検証する必要がある」と言っている。

辺見庸、庵野秀明、柳美里、四方田犬彦、大塚英志、三浦雅士……本書に収められたいくつもの「批評」「対話」への返答、そしてクラウド・ファンディングで支援してくれるファンへの想いを聞いた。

――「『ゆきゆきて、神軍』以上の映画は、撮れないだろうと思っていたけれど……」。新作『ニッポン国VS泉南石綿村』が東京フィルメックスで上映された際、映画評論家の佐藤忠男さんに言われたことばの先を、監督は気にしていましたね。

原 プロフェッショナルに映画と向き合っている人のことばによって、次の作品へ向け助走し始めることが出来るんです。だからこれまでの私の作品を対象に様々なことばが交われているこの本は、今後の作家活動の指針になると思っています。

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自信を無くしがちだけど、思っているほど状況は悪くないはず。...もっと見る >