2018/05/22 11:00

なぜ瑛太の“純情”は、狂おしいほど美しいのか?

(C)薬丸岳/集英社 (C)2018 映画「友罪」製作委員会

せつない役、一途な役、ほっこりする役。瑛太は、そんなふうに観客の心象を穏やかにする俳優でもあるが、一方で、ハラハラドキドキせずにはいられない“凶暴な刃”を隠し持った演じ手でもある。2002年に公開された、映画デビュー作『青い春』から16年。「心にナイフを忍ばせた少年」は、5月25日より公開となる『友罪』で「少年A」を演じ、自らの原点を増幅させる圧巻の演技を見せている。

相手を拒絶する分厚いガラスの壁

松本大洋原作の『青い春』で、瑛太は銀幕に初登場を果たした。不良少年たちの青い春を、ヒリヒリとした痛みと共に見つめ抜いたこの映画で瑛太が演じていたのは「オバケ」という名のキャラクター。何を考えているのかわからないし、何をしでかすかもわからない。いつ暴発してもおかしくない凄みと狂気。獰猛でありながら、透明。澄んだ獣性が、そこにはあった。

『青い春』の主演は松田龍平。以後、瑛太と松田はさまざまな作品で共演するようになる。伊坂幸太郎原作の『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007年)では瑛太が主演、松田が助演。そして、三浦しをん原作の『まほろ駅前多田便利軒』(2011年)から始まる映画・テレビにまたがるシリーズでは、瑛太&松田のコンビが完成した。

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