2018/06/12 11:00

映画好きも知らない『セカチュー』のスゴさ

文=関口裕子/Avanti Press

一作の映画、または一人の監督を核に、過去未来、ジャンルを超えて(思いがけない)映画の系譜を紹介する「#シネマ相関図」シリーズ! 第一回目は、『世界の中心で、愛をさけぶ』をピックアップ。

『世界の中心で、愛をさけぶ』は、2004年(公開年)に10~20代だった人々の記憶に、思いのほか深く刻み込まれている映画だ。その世代でなくとも、“セカチュー”という略称を聞けば、「ああ、あの映画」と思いあたるのではないか。約640万人の観客を動員して約85億円を稼ぎ、その年の日本映画興行1位だったのだから当然ではあるが。

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新人だった森山未來、長澤まさみを第一線級に押し上げ(森山の友人役を無名だった高橋一生が好演。後年、長澤まさみと『嘘を愛する女』で共演)、大沢たかお、柴咲コウを確固たるスターにした本作だが、ともすると“ティーンエイジャー用の泣ける純愛もの”カテゴリーに格納されがち。「え、違うの?」とおっしゃる方に申し上げたい。「はい、違います!」。確かにその要素はあるが、決してそれだけではない。実はこの『世界の中心で、愛をさけぶ』、過去の名作と、その後に作られた佳作青春ものを結ぶ、重要な作品なのだ。

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