2018/05/28 07:00

米映画界の異端児ホアキンが、映画館に14回も足を運んだ理由

ホアキンがサプライズ登場したウェスト・ハリウッドの象徴的な映画館、アークライト・シネマズ
撮影:町田雪

【町田雪のLA発★ハリウッド試写通信 ♯03】

「LA発★ハリウッド試写通信」では、ロサンゼルス在住のライターが、最新映画の見どころやハリウッド事情など、LAならではの様々な情報をお届けします。

トラウマを描いた作品は多くあるが、これほどまでに、観客に主人公の心理を追体験させるリアリティを持った映画は少ない。

元軍人で冷徹な人探しのプロと、拉致により感情を失った少女の交流を描いた『ビューティフル・デイ』(原題:『You Were Never Really Here』)。英国の鬼才リン・ラムジー監督(『少年は残酷な弓を射る』(2012年))と、米映画界の異端児ホアキン・フェニックスがタッグを組み、二人の才能と魂が凝縮された同作は、昨年のカンヌ映画祭で脚本賞と男優賞をダブル受賞した。

ジョーが抱えていたトラウマ

主人公のジョーは、元軍人としての戦場の記憶、元FBIエージェントとして人身売買される少女たちを救えなかった罪悪感、幼い頃に父親から受けた虐待、それらの恐怖から逃れるためか、ビニールで自分の顔を覆う極限行為を行うなど、様々なトラウマを抱え、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に襲われている。

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